大胸の上部がターゲットになり上まで分厚い胸筋をつくることが可能なのがこの種目。「インクライン」と傾斜を利用し頭を上げるという意味があります。まずはベンチにあおむけになりましょう。バーベルを持った腕を方の真上に上げます。そこから、肘を曲げてバーベルを胸の上部につくまで下ろします。ここで大切なポイントはコアコントロールと言えるでしょう。コアは反らせた状態で固定しましょう。肩甲骨を内側に寄せて胸に反らせた姿勢をキープする事によって、大胸筋がフルストレッチされ、効果が高まります。浅く座ると上体の角度が減少してしまうので、深く腰かけるようにします。また、手の幅によって負荷が変わってきます。一般的には「肩幅の1.6倍」と言われ、目安としては二の腕と床を平行したとき、ひじが直角となる程度の幅で握るとよいでしょう。床と垂直に押す事で、大胸筋の上部に負荷が集中します。